・2013年もヘタレて生きてます。

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"祈りは力なり"
謹賀新年。明けまして、おめでとうございます。
早いもので、もう2010年。今年も俺が好き勝手しながらも皆様に楽しんでいただけるブログでありますように。
どうも、Bunzoです。

皆様、もう初詣は済まされましたか?私はまだ、です。
何言ってるの元旦に初詣とか。なんでわざわざ人込みに紛れるのめんどくさい、
というのが本心だったりそうでなかったり。

さて、初詣といえば神社。寺じゃあ意味が違ってくるんですね。
何故か、ご存知の方はいらっしゃるでしょうか。

大雑把に言えば、寺とは仏教に関わりのある施設な訳です。
だから、仏像が祭ってあったり、仏教に帰依した歴々の僧の像が祭ってあったり。
亡くなった方はお釈迦様の御許へと成仏する、というのも仏教の教えの一環ですから、
それを弔い、葬る為の墓も同じくしてある訳ですね。

では一方の神社は何を祭っているのか。
これはもう読んで字の通り、神を祭っている場所です。
神のおわす社(やしろ)。だから、神社な訳ですね。

寺では先祖や子孫が仏道に従い、平穏に暮らし、導いてもらえるように手を合わせて祈る。
神社ではその神そのものに、願をかけて祈る。

同じように賽銭箱に賽銭を放り投げて手を合わせていても、意味合いは是だけ違う訳です。
仏教という、宗教において世界的な信仰を集めている一大勢力に負けず劣らぬほど、
随所に存在する神社。流石は八百万の神々がおわす国、日本。
その故事を紐解くと、実に様々な神が存在するので、調べてみると楽しいですよ。
様々なものや事象から生まれるのが日本の神ですので、俗っぽい方々もいますし。

神が目を漱いだら神が生まれました、とか。
服を脱ぎ捨てて踊って、岩戸に閉じこもった太陽神をひっぱりだした女神とかいますしね。(笑

日本の神、というのはそんな風に俗っぽい。
外国のGodのように全てを束ねる全知全能の絶対的存在、ではないけれど。
人が信じる事によって力を得て、人を見守る事で信じられ。

そんな風に人々の間で信仰されてきた日本の神々。

折角の新年です。
年明けは、そんな神様のお話を楽しんでみませんか?




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PlayStation2・Wii用ソフト "大神"


と、いう訳で。今年一発目の紹介は「大神」です。

これは間違いなく名作。それも文句の無い。
だけれども、悲しいかな発売時期や宣伝手段に恵まれず、発売当初はさほどの話題になりませんでした。
ですが、その魅力的な世界観・秀逸なシナリオが話題を呼び、
口コミで次第にヒットを伸ばした・・・という、隠れた名作。


もう一度言います。これは、名作です。
少なくとも、私はそう断言出来ます。
このゲームをプレイする事が出来て、私は本当に幸せだと、心底思いました。

その「大神」の魅力はどこにあるのか。
それは、「水彩画タッチで描かれた和の世界観」でもあり、
「日本古来の昔話・神話が散りばめられたシナリオ」でもあり、
「和楽器が奏でる様々なBGM」でもあり…。

その全てに共通するのが、一環して「和」のテイストを貫いている事。

やればやるほど、知れば知るほど。
そこには何処かで聞いた、何処かで知った「昔の日本」の御伽世界がある。
この世界を「どこか懐かしい」「昔聞いたような」、と感じる事が出来るのは、
八百万の神々がおわす日本に生まれ、育ったからこそ。

だからこそ、皆さんに是非知ってもらいたいゲームだと私は思うのです。
「日本に生まれて良かった」と思えるゲームですよ。
いや、マジで。(笑


御伽草子 "天照大神 冒険譚 序章"


昔々 あるところに
神木村(かみきむら)という名の 小さな村があったとさ
そこは美しい桜の木々に 囲まれ
その一本一本を 神さまの木として祭る 静かな村じゃった

…じゃが この神木村には ある一つの悲しい風習があった
古い祠に棲む怪物 ヤマタノオロチを 鎮めるため
毎年 祭りの夜に 若い娘を生贄として 捧げていたのじゃ

山ほどもある大きな体に 丸太のように太い八本の首
血のように赤い目は 見るだけで呪われると言われ
…誰一人として この怪物に逆らう者はおらんかった

その生贄の祭りが 近づくと
決まって村はずれに現れる 一匹の白いオオカミがおった
白野威(シラヌイ)と 名付けられた 雪のように真っ白な そのオオカミは
山や森へ向かう村人を 遠巻きに付け回したり
皆が寝静まった夜に 村の中を歩き回ったりするので
生贄を品定めする オロチの使いとして 気味悪がられておった

村人の中には この白野威を追い払おうとする者もおり
イザナギという剣士は自慢の剣術で何度も挑んだのじゃが
白野威は風のように素早く 傷一つ つけることが出来んかった

そして…ついに忌まわしい祭りの夜がやって来た

生贄を召し取る白羽の矢が 天を貫き 
村のある家の屋根に 突き立てられる

…それは イザナミという神木村一 美しい娘の家じゃった
イザナミに密かな想いを寄せていた 剣士イザナギはこれに怒り
今年こそ ヤマタノオロチを退治すると決心を固めて
イザナミの身代わりとなって オロチの棲む祠へと向かうのじゃった

冥府へ続くかのような 暗闇を湛えたオロチの根城 十六夜(いざよい)の祠
イザナギが その洞穴の前に立つと 
目を真っ赤に光らせた 八本の首が舌なめずりをしながら現れた
何年も生贄を召し取って行き続ける怪物 ヤマタノオロチじゃ
イザナギは弾かれたように飛び出し オロチに斬りかかった

月明かりも乏しい中 必死で剣を繰り出すイザナギ
…しかし 鋼のようなオロチの体には 傷一つ付ける事が出来ない
やがてイザナギは 万策尽き…がっくりと膝を突いてしまった


絶対絶命の その時じゃ


一匹の獣が イザナギを庇うように躍り出て オロチの前に立ちはだかった

闇の中で薄っすら光を帯びた白い体

それは 神木村の外れに住み着いていた あの白野威じゃ


白野威が牙を剥いて オロチに飛び掛ると
オロチも八本の首をもたげて喰らい付く

二匹の人ならぬ物は もつれ合うように猛然と争い始めた


…じゃが その戦いは 何とも不思議な光景じゃった

オロチが白野威に向かって火を吐くと 突風が吹いてこれを押し返し
オロチの鋭い牙が白野威に迫ると 突然大木が生えてこれを遮った

不思議な力に守られて オロチと互角に戦う白野威

じゃが…それでもオロチの力には敵わない

白野威は全身に傷を負い 白い毛並みは真っ赤に染まっていった
白野威は疲れ果て もはや立っているのがやっとじゃった

オロチの牙がふらつく白野威を追い詰める
それでも白野威はオロチに背を向けず 最後の力を振り絞り天に向かって遠吠えをした

すると…

空を覆っていた暗雲が忽ち消え失せ 
月明かりを帯びたイザナギの剣が 金色の光に輝き始めたのじゃ

それまで岩陰で機会を伺っていたイザナギは 剣に導かれるように立ち上がった
そして 傷だらけの両腕に最後の力を込めると
オロチに向かって 猛然と飛び掛って行ったのじゃ

イザナギの手の中で 踊るように翻る金色の剣
その眩い光が煌く度に オロチの首は次々と宙に舞い…

ついにこの怪物は 自らの血溜りの上に崩れ落ちた
長年 村人を苦しめた元凶が 最期を向かえた瞬間じゃった


…戦いが終わった頃には 辺りはすっかり白んでおった

白野威は オロチの毒が全身に回って 息も絶え絶えじゃったが
イザナギはそんな白野威を抱きかかえ 村人の待つ神木村へと帰っていった

村に着く頃には 白野威はもう自分で動く事も 出来なんだ

村人たちが見守る中 村の長老が優しく頭を撫でてやると
白野威はそれに答えるように 小さく ワンと鳴き…


…そして 眠るように事切れたのじゃった


…こうして 神木村にやっと平穏な日々が訪れた

村人たちは白野威の立派な働きを称え
村の静かな場所に社を建て そこに白野威の像を祀った

そしてイザナギの振るった剣を月呼(つくよみ)と名付け 
十六夜の祠に 供えて いつまでも平和を祈り続けたという

永遠に変わらぬ 平和な日々を…






「…これが、あのヤマタノオロチを封じた伝説の宝剣、月呼か」
「…バカバカしい!どうせそんなものは作り話に決まっておる!」


ズッ…


-じゃが この物語には 誰も知らない続きがあるのじゃ-


力ヲ求メル者ヨ ヨクゾ忌々シキ戒メヲ 解イテクレタ! 


-それは 白野威とイザナギの戦いから百年余りも過ぎた頃の事じゃった-


"闇ノ世界ヲ 欲ス"

ソノ 誓イノ言葉ヲ 今コソ我ニ 奉ズルノダ!



-あまりに一瞬の出来事に 村の人間は誰一人として気づかなんだそうな-

「…ぁ、あぁ…う、うわぁああああああ!!」



…復活したヤマタノオロチ
-突然 国中を襲った悲劇-


噴出す瘴気に大地は侵され、木々は枯れ、動物は消え失せ、人は石像へと姿を変えられた
-じゃが たった一つだけ 魔物の呪いを 逃れた村があった-


日の光すら遮る暗雲、荒れ狂う瘴気、それでも塗りつぶせぬ小さな光がただ一つ、その名を…
-ご神木に守られた小さな集落 その名を…-


神木村
-神木村-


…本当のお話は ここからはじまるのじゃ


いざ 天照る神よ
今こそ その力で 濁世をあまねく照らし
我らに 神明のお導きを授け給え!



うん、満足。(笑
ここを書く為にPS2と大神引っ張り出して来て確認してきました。
何処を見ても余すところ無くいいわー、と思えるのはクリア後の特権。

プレイヤーは太陽神アマテラスとなり、
ヤマタノオロチが放った瘴気によって混沌と化したナカツクニを救う事が目的となります。

数々の神器、そして神の奇跡たる力"筆しらべ"を駆使し、
時には生きとし生けるものを助け、導き。
またある時には跳梁跋扈する妖怪達を退治して、
美しき緑溢れる国、ナカツクニを取り戻してください。

別名わんこになって駆け巡れわんわんアドベンチャー。
突っ走りまくるだけでも楽しいゲームです。

さて。語るべき魅力はありすぎる「大神」ですが、
特に注目していただきたい点をむぎゅぅぅぅぅ、と詰めて詰めてご紹介しましょう。

・幸玉   神様の力の源は信仰心 

大神は世界を駆け巡って冒険するアクションゲームです。
その冒険の最中には妖怪達とも遭遇する事もあるでしょう。
ただし。他のゲームと大神が異なる点。
それは、敵をいくら倒しても成長には繋がらない事です。
敵を倒して得られるのはお金やアイテムだけ。
いくら妖怪を倒した所で、アマテラスは成長しないのです。

では、どうすればアマテラスは成長し、力を取り戻すのか。
その答えは、生きとし生ける者達を支え、助ける事。

何故か?アマテラスは神様です。
神様っていうのは、信じてくれる存在がいないと、力を発揮できないんです。

で、いくら神様が頑張っていたって直接自分に働きかけてくれないと、皆信じちゃくれない訳ですね。
見えないところでいくら妖怪退治してても、そもそも普通の人には妖怪が見えない。
「あのわんこ何やってんだ」ってなもんです。現金ですねぇ。(笑
でも、自分が困ってる所を助けてくれると、その感謝の気持ちは「幸玉」というものに変わり、アマテラスに吸収されます。
これこそが大神アマテラスにとっての経験値。
これを使うことにより、アマテラスの能力を強化し、本来の太陽神たる"天照大御神"
に近づく事が出来るわけです。

具体的には何をすればいいか。
瘴気が溢れ、大地が枯れてしまっているところには奇跡を起こして生気を呼び戻す。
悩んでいる人々がいれば、その悩みを解決してあげる。
腹を空かした動物がいれば、エサをあげる。

と、ナカツクニを駆け回りまくって色んな生き物を幸せにしてあげること。
それが、アマテラスの力となるのです。



…実に現金ですねぇ。(笑
まぁ、それは年末年始や都合のいいときだけ「ああ神様、どうか助けてください」
なんて祈ってしまう我々も言えた義理じゃないんですが。(笑

まぁ、人も神様も持ちつ持たれつ、という事ですね。
実にいい設定じゃないですか。

「信仰心が糧となり、祈りは力となる」。
これが、大神全体におけるキーワードだと私は考えています。


・奇跡のラクガキ"筆しらべ"

画面につつーっと筆で印を書き込めば何かが起こる。
それが大神アマテラスの持つ能力"筆しらべ"。
ゲーム開始当初は力を失っており、全部で十三種あった能力は
それぞれ神となって世界に散り散りになってしまいました。
それを一つ一つ取り戻して旅をするのも、大神の大きな目的となります。

そして、この十三の能力。
その力をつかさどる神々は、干支(と猫)がモチーフになっているのです。

その一例を紹介しましょう。

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戌(イヌ)の干支 アマテラス
 筆技 光明


勿論アマテラス本人(?)だってその能力の持ち主。
死しても本人に備わってた能力そのものなんだから失うはずが無い。
空にくるりと丸を書けば忽ちお日様が顔をだす。
夜だろうとわんこの都合で昼になる。なんて迷惑な。



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寅(トラ)の干支 撃神
 筆技 迅雷

干支がモチーフだから、今年の干支神様だってちゃんといます。
雷を操る事が可能になる筆技迅雷を司ります。
電源や雷からつつー、っと筆で線を引けば自由に放電。
妖怪なんて黒こげにしちゃうぜ!


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酉(トリ)の干支 燃神
 筆技 紅蓮

世界一カッコイイにわとり様。
こちらは炎を自由に操れます。
炎から線を引けばたちまち火炎放射。
やっぱり妖怪なんて黒こげにしちゃうぜ!


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辰(タツ)の干支 蘇神
 筆技 画龍

失った物を蘇らせる筆技を司る龍の神。
七つの玉を集めて呼び出すアレとは違います。
失せ物だろうと壊れた物だろうと塗りつぶせば復活。
現実生活で使えたら便利だろうなぁ、と思ったり。


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子(ネズミ)の干支 断神
 筆技 一閃

一番大好き、私の生まれ年干支の神様たちがみさまー!
ああ年がバレる。
こんなちっちゃい図体なのにこんなにでかい剣をぶんぶん振るって何でも斬ってしまう。
最初から最後までお世話になる便利な筆技、一閃を司ります。
妖怪は勿論、岩も大木も鉄もダイヤモンドですら切り裂く凄まじい切れ味。


と、いくつかをピックアップしてみました。
勿論本編では他の干支神様も登場しますよ。
どの神様も登場時には元気一杯にアピールしてくれます。
可愛いのが多いので、是非実際に見ていただきたい。

個人的には猿と猪で爆笑しました。もうこの神様達大好きすぎる。


こうした神々をはじめとして、大神の世界は水墨画のような独特のタッチで描かれます。
古めかしくもどこか暖かい、その世界を楽しんでいただければと思いますよ。


そして最後に。
大神はそのシナリオ展開が素晴らしいゲームでした。

率直に言えば「この世界が大好きになっていく」、
そんなとても幸せな気持ちになれるゲーム。

新しい場所を尋ねれば尋ねただけ。
人を知れば知っただけ。
世界を知れば、知るほどに。

もう大神の世界が大好きになっていく。
あの場所にはこんな奴がいたよな、
あっちではあんな事があったよな。
今は遠く離れた場所にいるけど、あの時助けた皆は元気にしてるだろうか。

そんな思い入れがゲームを進めるほどに増えていく。

更に素晴らしい事に、それら全てはちゃんと実を結ぶんです。
一度尋ねた場所でイベントを終わらせたら、もうそれで終わりじゃない。
それが素晴らしい。最後の最後に、全てが一つに繋がる。


大神における、ラストバトルの演出。
それは、他のどのゲームにも真似出来ない、最高の演出でした。


ボロボロ泣きながらラストバトル進めたのなんて今までのゲームで一つとしてなかった。
悔しいのでも憤りでも理不尽でも無い。
感動ですら、なかったのかも知れない。


言うならば「ありがとう」。
その一言に尽きる感情だったと思います。


負ける気が一切しないし、何より「負けられない!」
とコントローラーを持つ手に力が篭ったほどの素晴らしい演出でした。

今やインターネットで簡単にプレイ動画を見ることが出来る時代です。
ここまでベタ褒めしたくなるほどの演出だって、見ようと思えば簡単に見られます。

…ただし、ですよ。

この演出の真の感動は、実際にプレイしないと理解出来ない。
私はそう断言します。

是非プレイしてみてください。今まで友人に薦めてきて、
全員が「凄く良かった、紹介してくれてありがとう」と太鼓判を押したゲームです。
私は、自身を持ってこのゲームをオススメします。
ゲームそのものの難度もかなり低いですし、構えずにアマテラスとなって楽しんでいただければと思います。

是非、エンディングまで駆け抜けて下さい。
そうして、神様の苦労がちょこっと理解出来た日には、
日頃頑張ってくれてる神様に、ちょいと感謝の気持ちも捧げようじゃないですか。

それでは、私ももう一周。ナカツクニを駆け巡ってきますね。



遅れましたが、今年も宜しくお願い致します。

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>どこにでもいそうな桜の人様
おー。なるほどなるほど。
すると一月と半分…。
うーん…それなら…出来るような、出来ないような。
どっちにしても早くなったなぁ、ペースが。

>非公開コメント様
いやー、申し訳ない。
やめ…るつもりは、無いんですが。
かといって、収録するメドも丸で立ってないんですよねー。
誰か似たようなネタ思いついて、勝手にやっちゃう人がいるかと思ったんですが。
意外とやってくれないものですねぇ(笑

ゲーム紹介、ありがとうございます。
うーん…形になるかどうかは全くもって保障できませんが。
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by boardtrick | 2010-01-02 01:31 | ゲーム評論
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