人気ブログランキング | 話題のタグを見る
・2013年もヘタレて生きてます。

Next Program is・・・
 ・ニコニコ生放送をやってたりやらなかったり。   詳しくはここからぶんらじ掲示板へ。
郊外にて
前回の続き。Wizardry世界を探索する ('・ω・) 。
街中も巡り終わり、彼は郊外へ…。



-訓練場-



(;'・ω・) ひゃー…こりゃ凄い。ど真剣に訓練してる人ばっかりだ。

師範 「ん、訓練希望者か?」

('・ω・) あ、いや、そういう訳じゃないんですが…

師範 「…あぁ、大臣が言っていた方か。こんな町外れまで、ご苦労様だ」

('・ω・) どうも。…ここはどういう所なんですか?

師範 「うむ。ここは冒険者を志願するものに広く開かれた訓練場である。
     望めば、ここで訓練を受け、冒険者のクラスとしてここで推奨するいずれかに就き…
     そして、冒険者としての生活に身を投じる事になるという訳だな」

('・ω・) なるほど…どんな人達がいらっしゃるのか、教えていただけますか?

師範 「ほぅ、なかなか見上げた姿勢だ。よかろう、今主だった者を集めて来よう」



師範 「お待たせした。それでは、それぞれのクラスの者に紹介をしてもらう事としよう」

戦士

* 「俺は戦士だ。武具の扱いに長け、殆どの装備品を使いこなせる。
   また、日々の鍛錬によって体力も高く維持出来る。ヤワな攻撃ぐらいでは倒されんさ。
   反面、頭を使うのはあまり得意では無くてな…呪文に抵抗するような器用な事は出来ん。
   しっかりと装備を整えてさえくれれば、後衛を守る盾とも、異形どもを屠る矛ともなろう」

魔法使い

* 「私は魔法使いです。戦士殿とは異なり、
   体力には殆ど自信がありませぬ故、どなたかに守っていただく事になるかと。
   その代わりに、私は魔力を引き出し、操る術を会得しております。
   異形どもが群れ成して襲い来れば炎の渦でこれを焼き払い、
   怪しげなる迷宮の最中で迷いし時には現在どこに居るのかを知る事も、
   また様々におわす神々に我が経験を生贄として捧げ、その恩恵に預かる事も可能です」

僧侶

* 「僧侶として、神に仕えるもので御座います。戦士様には及びませんが、
   ある程度の装備を扱う事が出来ます故、前列にて異形どもと戦う役目も果たせるかと存じます。
   私が扱う呪文は魔法使い様とは異なり、癒し、補助を行うものが主です。
   窮地に陥った仲間を救うのが我が定め…そう存じております。
   また、不浄なる輩…アンデッドモンスターは
   何かの呪術によって強化、支配されている事が殆どです。
   そうしたモンスター達にかけられた呪いを解く事で、彼らを無に帰す術も心得ています」

盗賊

* 「アタイは盗賊だよ。装備は軽いモンしか持てないし、魔法なんてカケラも使えない。
   でもね、迷宮の中で見つけられる宝箱にかけられた罠を見抜き、
   解除する腕前においてはアタイの右に出るヤツはいないよ。
   迷宮でお宝を持ち帰るにはアタイがいないと話になんないね。
   戦うだけがお役目じゃないって事さ…あぁ、それと良い子ちゃんはこんな職に向かないよ」


師範 「以上の者達が基本職、と呼ばれる者だ。こちらは多くの者が志願する事が出来るだろう。
     次に紹介するのは上級職と呼ばれる者達で、より高い素質が必要とされる。
     稀に、訓練場に来てすぐにこうした職に就く者もいるが…
     まぁ、鍛錬を積んでこちらに就くのが一般的だろう」

ビショップ

* 「ビショップと申します。魔法使い・僧侶…そのどちらの呪文も扱う事が可能です。
   装備の類は、僧侶殿よりも若干不得手になる、と言った所でしょうか。
   また、我々上級職の常としてLvが上がりにくいというのがあります。
   それ故、呪文の習得速度もゆるやかに…い、いやちゃんと両方使えますって…
   また、アイテムの鑑定も行う事が出来ます。
   商店に持ち込まなくてもその場で正体を見抜く事が出来ます」

ロード

* 「君主たる素質を備えた者、それが私だ。
   戦士と同等の装備を持つ事が出来、また僧侶呪文も扱う事が出来る。
   戦闘でも、探索中の手当てにも貢献する事が出来ると自負しておる。
   ただし、ロードを目指すものは善き心を持っておらねばならぬ。
   それが人の上に立つ者の当然の素質であろうからな」

サムライ

* 「ここより遠き異国の地より参った剣士が我々の流派の祖であるとか。
   私もロードと同じく、装備の質に優れているので前衛で切り結ぶのが得意です。
   また、魔法使いの呪文を覚えることが可能です。
   場合によっては、切り捨てるよりも呪文が有効な相手と対峙する事もあるかも知れません。
   そういう時でも、多少は役立てると思います。
   また、この地には"最強の刀"なるものが眠っているとか…
   もうこの手にする事が出来れば、必ずや役に立てると思っています。
   それと、私の道も修羅ではありません。あまりに悪人に過ぎる方は向かないかと」

ニンジャ

ヒエン 「おお、御仁!こちらにもいらしていたでござるか!
     …と、拙者の説明でござったな。
     拙者のようなニンジャは、サムライ殿と発祥の地を同じくすると伝えられる暗殺者でござる。
     武器・防具には頼らず、己の身一つでその暗殺術を極める為に厳しい修練を積んでござるよ。
     それ故、何も装備せずに素っ裸の方が攻撃を見切りやすく
     また、相手をスキを突いて素手でそっ首を切り落とす事も可能でござる。
     一撃必殺、という訳でござるな。
     また、盗賊殿には及ばぬが、多少は罠鑑定・解除も行う事が可能にござるよ。
     …まぁ、この様な家業故、自分の感情を押し殺していかなる相手をも躊躇せずに戦える。
     そうした気概のある方のみに極められる道でござろうな。
     なれど、ニンジャへと至る道は厳しいものでござる。人一倍の素質と修練が必要となるでござろう」


(;'・ω・) …脱いだ方が強いって…

ヒエン 「い、いや!そんな妙なモノを見つけたみたいな目で見ないで頂きたい!
     駆け出しのニンジャはやはり装備品に頼った方が安定しているし…
     そりゃ、迷宮では全力を出すためにもその…我々は…全裸になってござるが…
     と、ともかく!それは仕方なくでござる、仕方なく!命がかかってござるから!
     お願い信じて!」

('・ω・) …まぁ、いいんですけど。
     でも師範さん、どうしたらクラスを変えられるんですか?

師範 「うむ、「転職」のことだな。冒険者達は修練を重ね、その技術と心身を鍛えてゆく。
    その中で、他のクラスにも就けると見なされる能力を備えている場合…
    他のクラスへと転職する事が可能となるのだ」

('・ω・) ほほぅ。…でも、「転職」をわざわざするメリットって…?

師範 「よし、一つ例を出してみようか。ここに、十分に修練を重ねた戦士がいるとしよう。
     他のクラスに就く為の能力値も十分にあるとみなされ、彼はビショップへと転職した」

('・ω・) ふむふむ。

師範 「するとどんな人物になるか?まず大切なのが、HPはそのまま引き継がれるという事だ。
     戦士のHPを維持したままでビショップになれるという事だな。
     当然、彼は今ビショップになっている訳であるから、Lvを上げれば呪文も使えるようになる。
     簡単には死なない、タフな後衛となってくれる訳だ」

('・ω・) おお、なるほど!

師範 「今のは前衛の戦士が後衛のビショップに転職するという例であったが、逆も然りだ。
     魔法使いがサムライに、僧侶がロードになるというのも有効なのだよ。
     MPも一定の条件下において引き継がれる為だ。
     魔法使いの呪文・僧侶の呪文のMPは、転職後のクラスがそれを使える場合、
     そのまま引き継がれる。最強レベルの呪文を習得した後にこれらのクラスになれば、
     その呪文を唱えられる上に強力な武具に身を固める事が出来るという訳だな」

(*'・ω・) おぉぉ、転職って凄い!

師範 「ただし、そう易々と転職を考えるのも感心せんな。転職にもデメリットはあるのだ。
     というのも、転職したキャラクターの特性値は基本値に戻るのでな」

('・ω・) …ん?特性値?

師範 「ステータスの事を示す。力・素早さ・知力・信仰心・生命力。そして運だな。
     これらの値が種族ごとの基本値にまで戻ってしまうのだ。
     ここで新しく修練を積み、冒険者として旅立つ者には一定の特性値ボーナスが与えられる。
     …まぁ、そのボーナスを多く得たいが為に何度も修練を繰り返すものもいるようだが…
     ともあれ。転職後はこうしたボーナス値も除外された状態の能力になる。
     特性値だけで考えれば、新しく登録された冒険者より弱くなってしまうんだ」

Σ(;'・ω・) え…えぇ!?…でもそれってどのくらい…?

師範 「ふむ。戦士であるなら、それなりに熟達した者なら3~4回、一度に斬り付けられるだろう。
    力も上昇しているだろうから、総合ダメージはかなりのものと見ていいが…
    この攻撃回数はレベルによって増加するのだ。
    レベルは1、ボーナスも無い状態では殆どまともな打撃を与えられまい。
    強力な武装を揃えているのならともかくな」

(;'・ω・) あらー…

師範 「そしてもう一つ、大切な事がある。転職は言わば、全く新しい存在に自らを作り変えるもの。
     その新たな道を歩むために、膨大な労力と時間をかけて我がものにせねばならぬのだ。
     我が秘術によって、この世とは時の流れの異なる世界にて修行を積ませる故に…
     外からは、ものの1時間で事を終えたように見えるであろうが…
     まぁ、その。早い話が、転職すると年をとるのだ。5歳ほど

Σ('・ω・) なんと!?

師範 「年を重ねても、冒険者としては心身共に衰え行くのみ。出来れば無用な転職はせぬ方がよいな」

('・ω・) うぅむ、なるほど。よく判りました。

師範 「時に…お主、冒険者としてココで修行を積む気は無いか?」

(;'・ω・) …え?

師範 「…ふむ…お主に一番近しいのはノームか…ならそうとして登録をして…」

(;'・ω・)ノ ちょ…ちょっと!僕は何も…

ヒエン 「おお、御仁も冒険者としてかの迷宮に挑む事を決意されたでござるか!」

(;'・ω・) だ、だから僕は何も…

ヒエン 「御仁ー、冒険者は浪漫溢れる生き様でござるよー。
      何が潜んでいるのか判らない、闇の中を一歩一歩歩む恐怖。
      出くわした異形達との壮絶なる死闘。
      そしてその後に得られる報酬と栄誉!
      かと思えば襲い来る残忍極まりない罠の数々!

      …くーっ!!」

(;'・ω・) …だめだこの人…あ、あの師範さん、助けt…

師範 「…しかし見れば見るほどどう指導したものか悩むというものよな…
     …そもそもノームか?…いや…しかし…うむ…
     そうであるとすればやはり定石は…いや、だがあえて…(ブツブツ」

('TωT)ノ 待ってぇぇぇぇ!僕を帰らせてぇぇぇぇ!

ヒエン 「そうそう御仁、迷宮探索にはマッピングという作業が欠かせぬものにござる。
      迷っては助かるものも助かり申さぬ故にな。
      …しかしこのマッピングという作業がまた一歩一歩、未知の世界を開拓する様で
      何とも楽しいのでござるよー♪
      人によってその作法は様々なれど、やはり基本的にはこのような方眼紙に…」

(;'・ω・) いや、聞いてないから!行かないから!聞いてよ頼むから!

師範 「…はっ…いかんいかん、我とした事が…
     すまぬな御仁、主の意を汲めなかった」

(;'・ω・) …よかった…正気に戻ってくれた。

師範 「…主は、男性か?それとも女性なのか?」



「帰らせてくれぇぇぇぇぇぇぇ」



城下町の外に、悲痛な叫びが木霊する。
彼の冒険は、もしかしたら続くかも知れないし、やっぱり終わるかも知れない。
少なくとも、もう暫くは帰って来る事も無いかもしれないが。



あっはっは。書けた書けた。
長すぎなのはいつもの癖ですね。
…その癖中身があるのかどうか

さて。"('・ω・)"ですが、もうちょっと向こうに居て貰いましょうかね(笑
どうなるのか、どうするのかなんて考えてもいませんが。

さて、現在発売中のシリーズでオススメを紹介しておきましょう。

PS版 「ウィザードリィ リルガミンサーガ」
 ウィザードリィシリーズの最初、3部作が発売になりました。 
 これはその3作を一つのソフトに収録したものです。
 それぞれのシナリオは独立しており、どこからでも遊べますが…
 なんと同じキャラクターを転生させて、別シナリオでも使用可能。
 こりゃまた便利。ちなみにその場合は3→2→1、と遊ぶと無駄が無いです。
 迷いそうな貴方にもオススメなオートマッピング機能搭載。歩くだけでマップが出来る。
 しかもお値段は定価で2000しないという超お手ごろ価格。だったはず。
 一シナリオあたり700円しません。やったね!

PS2版 「 BUSIN 0」
 3Dのマップに移動してるのが見えるモンスター、むしろ開放的なダンジョン…
 仲間との連携攻撃等等。初代からはとても同一シリーズと思えない進化をしたWiz。
 でもちゃんと6人パーティで3・3の前後衛だったり、相変わらずの一撃死はあったり。
 やっぱりWizです。ストーリーがかなり作られているので、雰囲気を楽しみたい方にオススメ。
 こちらもTheBest版が発売されてます。うーんお手ごろ価格だぜPS2。
 思う存分虫に集られて押しつぶされたり、
 サキュバスに言い寄られてレベルごと精気を吸われたり、
 ニンジャに「ぺぃっ」と手裏剣を投げられて「ぺいっ」と首を飛ばされたりしてください。
 それでも飽き足りない人には今作だけのオリジナル、「死神」がもれなく詰め寄ります!
 え、ヤですか。まぁそう言わずに。


…さって、色々ネタが腐った気がするぞ:
時間って大切…
by boardtrick | 2006-12-13 14:46 | ゲーム評論
<< 感謝感激二万超 ようこそ、この厳しくも深い世界へ。 >>